長文読解などの勉強をしていて「わからない単語」が出てきた時、あなたはどうしていますか?
おそらく辞書を使って意味を調べると思います。
わからない言葉をそのままにしておくわけにはいかないですからね。
ところで辞書を引くのはいいですが、わからない言葉が出てきた途端に意味を調べてはいませんか?
でもそれ、ちょっと我慢してみましょう。
なぜなら前後の文脈や話の流れで、その言葉がどんな意味なのかをある程度推測することはできるからです。
また2~3回繰り返して読むことで文章全体の意味を把握できれば、わからない言葉に対する予測の精度も上がっていきます。
おそらくこういう意味だろうという予想を立て、それから辞書を使いましょう。
こうすることで、わからなかった言葉も格段に覚えやすくなります。
ところでわからない言葉が多すぎて、ひたすら辞書を引かないとどんな文章なのかもわからない場合…
それはあなたの語学力に対して、文章の難易度が高すぎます。
内容が難しすぎても、学習には逆効果です。
教材を選ぶ際は「難易度の選択」にも気をつけましょう。
ちなみにわからない言葉の割合は、全体のおよそ15%以下にとどめておくといいでしょう。
部分的に多少わからないところがあっても、全体としてどんな内容なのかある程度把握できるくらいが、ちょうどいい難易度です。
簡単じゃないけど、でも難しすぎない。
勉強も「ほどほど」が一番です。