韓国で使われている漢字の大半は、日本のものと大きな違いはなく、漢字語は日韓で似たような言葉が多いです。
特に法律用語に関しては、その傾向が強くなります。
ところで漢字語は、日韓で何でも同じかといえと、そうでもありません。
例えば裁判所、日本では「○○裁判所」のような言い方をしますが、韓国では법원(法院)という言葉を使います。
家庭裁判所 | 가정법원(家庭法院) |
地方裁判所 | 지방법원(地方法院) |
高等裁判所 | 고등법원(高等法院) |
最高裁判所 | 대법원(大法院) |
日韓では、こんな感じで呼び分けることになります。
また「裁判」というと、弁護士・検事・裁判官のやり取りをイメージする人も多いと思います。
こちらも韓国語では、ちょっと表現が異なります。
弁護士:변호사(弁護士)
検事:겁사(検事)
裁判官:판사(判事)
検事:겁사(検事)
裁判官:판사(判事)
漢字を見れば、意味やニュアンスに大きな差はないことがわかると思いますが、裁判官だけは違うんですね。
ニュースなどで日本語と違う語彙を使っているなと感じたら、すぐに辞書を引いてみるとか、調べてみましょう。
ちょっとしたことでも、語彙力を上げるきっかけになります!